2009年3月29日日曜日

「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本小宮 一慶 (著)


「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本小宮 一慶 (著)


・貸借対照表を見るなら、短期的な負債の返済能力。流動負債を返済できなくなったら倒産する。

流動比率(流動資産/流動負債)

・自己資本比率

資産をまかなっている。資金のうち返済しなくていい資産。

・安定性の指標としては「手元流動性」・・「(現預金+すぐ売れる有価証券)/月商」

・負債の調達コストより純資産の調達コストのほうが高い。

・「WACC」Weighted Average of cost of Capital(加重平均資本調達コスト」

負債と純資産の調達コストと純資産の調達コストの加重平均

・資産を使った利益率は「ROA(資産利益率=利益/資産)」

ROAはWACCより高くなければならない。

・「ROE」自己資本利益率=純利益/自己資本

ROAを高めるよりROEを高めることが、経営者としては大切。

・キャッシュフローの計算書は「営業キャッシュフローー」「投資キャッシュフロー」「財務キャッシュフロー」に別れる。

・利益とキャッシュフローは違う。①現金が出ていかない「費用」がある。有価証券の価値が下がると「評価損」がでて損益計算書でその評価損を費用として計上する。実際はお金は出ていかない。費用は投資した機械や設備などの使用期間に応じて計上されるため「お金の出ていかない費用」となる。このぶん、利益とキャッシュフローは違う。

②売掛金や買掛金の在庫。「現金の支出を伴わない費用」や「営業循環上の資金の動き」などを調整して、営業キャッシュフローを計算。営業キャッシュフローを必ず+にする。

・有形固定資産の取得額-減価償却費 を未来投資額。

・財務キャッシュフロー①借入、社債、増資などでの資金調達や資金循環②配当や自社株式買い入れなどの株主還元。

借入を行えば、財務キャッシュフローは+になり、その返済を行えば-になる。株主還元を行ったり借入返済を行えば、財務キャッシュフローは-ですから、財務キャッシュフローは-なのが健全。

・「フリーキャッシュフロー」企業が自由に使えるお金。ここから未来投資や財務改善、株主還元を行う。

・会社の価値を計算

「ディスカウンティッド・キャッシュフロー」(Discounted Cash Flow)DCF

企業が生み出す将来のキャッシュフローを現在の価値に直したものから、現在の有利子負債を引くもの。

「将来のキャッシュフローの現在価値-有利子負債」



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