2009年5月6日水曜日

愚直に実行せよ! 人と組織を動かすリーダー論中谷 巌 (著)


リーダの資源

①大きな志を持つ

②行動の指針を明確に指示できるビジョンや戦略を持ちなぜ改革が必要なのかを人々に納得させるだけの説明能力を持つ

③ビジョン実現のため本気であることを示す

④身をもって示すことができる

・志を持つ。志を具体的な行動に移すためのビジョンがあり、人々に明確に示す能力がある。

・教養のある人になる。人間に愛情があり、社会をまじめに考える。

・日本流のボトムアップ的な組織構造にうまく合致する手法を選ぶ。

・日本の組織で成功したければ現場の当事者に火をつける。

・惜しまれて去る。

・文化適合型行動

日本の強み・・・現場の当事者意識。現場に当事者意識を持たせ、現場の力をうまく結集できれば、信じられない位の力が出るのが日本人である。階級社会が確立している欧米や多くの東南アジアや多くの東南アジア諸国とは決定的に異なる点である。

・教養があるということは人間や社会について「好奇心」をもっているということであるが、実際、好奇心がある人はいつも「なぜそうなのか」と考えている。

・「真の倫理」とは誰のチェックを受けることなく、自己の利己的、打算的な欲望を抑えて「正しいこと」を実践する力。

・直観力

単なるデーターの積み重ねや、論理的分析を超えた「ひらめき」こそが優れたリーダに共通した特徴。「ひらめき」は普段から高い「志」を持って修練を積む過程で培われていく。人並みはずれた努力の積み重ねとそこから醸成された「志」が優れた「直感」の前提となる。

・リーダの直感を誰にもわかる形に変換する(概念化する)必要がある。概念化が適正に行われないとリーダの直感は部下には伝わらない。

0 件のコメント: