2009年2月21日土曜日

勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践勝間 和代 (著)


勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践勝間 和代 (著)
・推論・判断が適切で速い人は「フレームワーク力」が豊富。「フレームワーク力」とは既存のフレームワークを正しく使う能力、そして新しく自分でフレームワークを創っていく力
・3C(Company、Competitionr、Customer)4P(Price価格付け,Product製品サービス機能,Place販売チャネル戦略,promotion広告戦略)
・PDCAサイクル(Plan計画→DO実行→Check検証→Action是正→)
・MECE(Mutually Exclusive Collectively Exhaustive)相互に排他的で全体として漏れがない
・ロジカル・シンキング論理思考力があることが、ビジネス思考力において、特に分析以降の思考レベルにまで思考を掘り下げていくのに必須。
・ラテラル・シンキング水平思考力:直感や想像、新しいものの組み合わせなどから解の仮説をイメージする方法。
問題定義そのものを疑い、考え方を広げてしまう手法。
「ロジカルシンキングが絞り込む思考法で、ラテラルシンキングは広げる思考力」
ロジカルが垂直の軸、ラテラルが水平の軸。組み合わせることを「立体思考法」という。
・「Out of The Box Solution」想定した範囲以外から出てきた解
①基本となる3つのテクニック(前提を疑う、見方を変える、組み合わせる)
②身につけるための4つの実践方法(アイディアの量を増やす、試す、修正する、チームを活用)

・ゼロベースでかん考え直す。成功体験があればあるほど環境の変化に気づくのが遅れ、新しい動きについていけず、失敗する。
・欲しいと思う情報やモノは、すべてつぶツブの情報であり、それらをくみあわせることではじめて出る価値もある。新しいアイディアなど存在せず、既存の何かとの組み合わせで新しいものは生まれる。
・数字力を身につける・・・説得力が違います。
・数字とは、具体性を持ち、信頼性を持つがゆえに、逆に私達の直観に訴えます。
・数字こそ感性でつかむもの
・言語力をつける①なるべく多くの知識・説明を知る②言葉に落とす習慣をつける③比喩を意識する。
・知識・理解・応用・分析・統合・評価
評価:思考と実行をつなぐステップ。気づきのプロセス。知識体力と偶然力です。
・知的体力:「多重知性理論」
I. 多重知性(M I)
まず、M Iに関して,ハーバード教育学大学院 教授Howard Gardnerは次のように述べています。
「人は皆それぞれ一組のMultiple Intelligences(多重知性)を持っており、少なくとも8-9つの知的活動における特定の分野で、才能を大いに伸ばすことが出来る。(1983)」
I-a. -インテリジェンスの定義-
Intelligence is the bio-psychological potential to process information in certain ways that can be activated in a cultural setting to solve problems or make products that are valued in a culture.                  -Howard Gardner-
インテリジェンス(知性)とはある文化において価値を持った問題を解く、またはプロダクトを作るためにその文化的背景において活性化され、一定の方法で情報を処理する生物学的、心理学的潜在力である。                                    -ハワードガードナー-
(注) Intelligenceの和訳に関して、書籍によっては、知能とも訳されておりますが、ここでは統一して、知性と訳すことにします。 I-b.  8つの知性 -The Eight Intelligences-
① 言語的知性 Linguistic Intelligence
言語的知性は心にあるものを表現し、他人を理解するために自国語、他国語を使う能力です。詩人は言語的知性に特化されており、この他にも、政治家、弁護士なども高い言語的知性を持っています。② 論理・数学的知性 Logical-mathematical Intelligence
理論-数学的知性が高度に開発された人は、ある因果システムに介在する法則を科学者又は理論家的な方法で理解することができ、数字,量を数学者的に操作します。③ 音楽的知性 Musical Intelligence
音楽的知性は音楽で考える能力で、パターンを聞くことができ、認識したり、覚えたり、巧みに扱うことできます。音楽的知性の強い人達はただ容易に音楽を覚えるのではなく、彼らの心の中から音楽を捨てられないのであり、いつどこにいても音楽とともにあるのです。 ④ 空間的知性 Spatial Intelligence
空間的知性は、心の中に空間的世界を再現する能力-すなわち、航海士や飛行機のパイロットが大きな空間世界を航行し、チェスプレイヤーや彫刻家が線で取り囲んだ空間的世界で再現する能力です。空間的知性は芸術や科学において使われ、空間的知性があり、そして芸術に向いている人は、音楽家や著述家より画家か彫刻家または建築家になるでしょう。同様に解剖学、位相幾何学のような科学でも空間的知性が重要になります。⑤ 身体運動感覚的知性 Bodily-Kinesthetic Intelligence
身体の運動感覚知性は、問題を解き、何かの物作りをするために、体の全体または一部、手、指、腕を使う能力です。もっとも明らかな例は運動競技選手や特にダンスや舞台の演技者にあります。
⑥ 対人的知性 Interpersonal Intelligence
対人的知性は、他の人を理解する知性です。 この能力は我々全ての人に必要ですが、教師、医者、セールスマン、政治家には大いに必要です。誰でも他の人と取引をし、関係を結ぶとき、人はこの領域で熟練を必要とします。⑦ 内省的知性 Intra-personal Intelligence
内省的知性は、自分が誰か、何が出来るか、何をしたいか、物事にどう反応するか、何を避けようとするか、何に引かれるかといった自分自身を理解することに帰します。我々は自分自身を良く理解している人々に引かれ、それらの人々は大きな間違いをしない傾向にあり、自分達が何をすることが出来るかを知っています。そして、自分達が出来ないことを知っている傾向にあります。そして、助けが必要な場合にはどこに行くべきかを知っている傾向にあります。⑧ *博物学的知性 Naturalist Intelligence
博物学的知性は人間の自然の世界における雲や岩の形状などの特徴への感度だけでなく、植物、動物など生物間の識別能力を示します。この能力は猟師、収集者、農民としての我々の進化論の過去において、明確に価値のあるものでありました。それは植物学者又はシェフとしての役割において、中心を構成するものとして継続しています。私は我々の消費者社会の多くはこの知性を活用していると見ています。そして、博物学的インテリジェンスは車、スニーカー、化粧品類等々の中の識別において動員されています。ある科学分野で価値を評価されているパターン認識もこの知性を思い出させます。

・三毒を追放する。(妬む、怒る、愚痴る)
・偶然力(Serendipity)
を生かすためには①好奇心②持続性③楽観的④柔軟性⑤リスクテイキング
偶然のチャンスを生かす、つながりを見つける、無理に格好つけない。実践方法は良いチャンクを集め、常に観察し続け、魅力的な人と会い、常に周りをポジティブな視点で見る。
はじめは自分の得意分野以外もやってみる。偶然にも発見できることがある。
・チャンスは無数。気づくか気づかないか。
・偶然力とは偶然のチャンスを見逃さず、新しいことに繫げる力。

感想:私は著者の勝間和代さんの本が大好きです。
ものの考えや、発想を豊かにしてくれます。日常生活の何気ないことに気づかされたり、ビジネス思考力を学べるので、これからも、ブログに載せていきます。皆さんも呼んでみてください。

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