2009年6月28日日曜日

問題解決の思考技術―できる管理職の条件 飯久保 広嗣 (著)


・思考技術:直面する問題をいかに的確かつ効率よく解決するか。時代や価値観、社会システムが変わっても陳腐化しない、普遍的で汎用的な問題解決の技術を身につける。
・「マネジ」①コントロール(Control)②コンダクト(Conduct)③ディレクト(Direct)
・管理職の条件:①ヒューマンスキル:人間関係を処理する能力②テクニカルスキル:専門分野の能力③コンセプチュアルスキル(直訳すると「概念形成力):直面する状況や問題を、理性的・論理的・体系的に処理する能力。④ビジョナルスキル:創業の理念や哲学・伝統を理解した上でその時代に合わせて解釈・発展させ部下や組織に伝承していく能力。
・分析的なアプローチ:「知識」(ノレッジ)と「知能」(インテリジェンス
知識:物事についての明確な認識や理解。知っている内容。
知能:知識を得たり、それを活用して問題を解決する能力。
・思考:問題または課題に出発して結論に導く観念の過程。あるいは概念または言葉などによる問題解決の過程。
・問題解決のための集団作りが重視される場合もある。問題解決のプロセス自体を云々するよりも、集団の和や活性化などが重視されることが多い。
・仕事をさばく管理職。自分の専門領域外の問題であっても、すぐさま受け入れて、適切に処理できることを言う。自分の思考の枠組みができていて、ある問題に必要な情報を手に入れれば期待された結論を出せる。
・「守る」は基本を守る。基本を忠実にマスターし理解して自分のものにする。「破」は基本を破る。基本から外れて、自分なりのものを編み出していく。つまり応用力。「離」は基本から離れる。無意識のうちに状況に対応できる能力にまで高度化される。
・真剣さは必要だが、その中に余裕を持たせることも欠かせない。くそまじめになると、発想の幅を自分から狭めたりしてしまう。

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