2009年7月20日月曜日

諸葛孔明 人間力を伸ばす7つの教え (中国ビジネス思想の源流を知る)姚磊 (著), 金光国 (翻訳), 李夢軍 (翻訳), 高崎 由理 (翻訳)


諸葛孔明は約1800年前に活躍した偉人
「天下三分の計」を実現した

「冷静」
・欲に淡白でなければ意思を貫くことはできない。冷静でなくては高い目標は達成できない
富や名誉にこだわらなければ、意思はゆるぎなくまっすぐつき通すことができる。

冷静さは、万事の基本。成功を願うのであれば、まず心を静めて人生の目標を定めよ。人生の目標を深く考えることで周囲の喧騒や自身の動揺に惑わされることなく、冷静な行動が取れる。

「学習」
・才能とは生まれつきのものではなく、学習の結果、得られるもの

学習とは勤勉に思考し、身につけた知識を実践に生かすことを目標として行うことが重要。しかし根を詰んで学んだ後はしばし立ち止まって、その学んだことがどう役に立っているかを見つめてみること

「倹約」
たとえ万貫の金を持っていても成功を手にする保証はない。質朴こそ、成功の心を奪い立たせる良薬となる。

「行動」
・時間は管理するものである。決して、時間に管理されてはならない。時間の過ぎるままにその身を任せてはならない。
・一人の人間の時間は有限である。
・好成績をあげてる人は、活力と忍耐力があり、どんなことにも興味を示して熱中し、思い立ったが吉日といわんばかりに実行する。
・人間の潜在能力は無限である。人間の能力の違いとは、潜在能力を掘り出す力の違い。
潜在能力とは、理想を現実に変える力。潜在能力を引き出す努力さえ怠らなければ、夢を実現できる。なりたい自分になれる。
・問題課題は大きくなるほど複雑な要因が絡み合ってくる。解決も困難になるのだが、それを客観的に分析し、単純化することで具体的な行動計画が見えてくる。

成功とは心の中で生まれる。努力を怠りさえさえしなければいずれ収穫する時期がやってくる。成功の果実の甘い味を想像するだけで何の行動も起こさなければ、いずれ成功の果実の木は枯れてしまう。

「意志」
・「学ぶことで高い志が芽生える」「高い志がなければ学ぶ意欲はわいてこない」
・忍耐力のある人はたいてい度量も広い。取るに足らないことにこだわらず、度量を広げる努力を続ければ、いずれは信用に身がつき成功が近づいてくる。

結果が見えてこなくても、努力し続けることが大事である。なぜなら成功をつかむという決意を放棄しては、そもそも成功など得ることはできないのだから。

「計画」
・成功には才能の他に好機が必要になる。
・困難を直視しつつも気楽に愉快な気持ちで対処することが重要となろう。
・何事も笑いを持って対処すれば、大らかで楽しい性格を育むことにもなるし、それが成功を呼びこむことになる。

どんな人になろうか、またどんな仕事を成し遂げようかと考えるには、定まった方針が必要になる。

「人脈」
・感謝の心をもって人に接すれば、他人との間に親しみや調和を生み出せる。
・大事を成すには、周囲の人や組織の力、自然の力などを必要とすることが多い。「力を借りる」こと

人間関係を築くのは、成功を手にするための近道である。だが、それ以上に、さまざまな人たちとの交流を大切にすることで、人間として健全な人生を送ることができる。

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